令和2年度 浜松市創造都市推進事業補助金採択事業

The ENSHU + プラス創造事業

 

(1)市民活動団体等が行う創造事業支援

○既存の活動団体、活動範囲、活動内容を超えて新たな発想で地域課題の解決や生活の質の向上につながる取り組み

 

《タイトル》 The ENSHU + プラス 創造事業

 

《アブストラクト》

 私たちは、江戸時代中期から織り始められたと伝わる「遠州縞」織物を再評価し、今に広め活用することを目的に活動し、作り手も使い手も遠州縞(遠州綿紬)によって幸せになることを願って、発表会・販売会・体験教室等へ積極的に参加し市民活動を続けています。これにより県内外のデパートでの販売はもとより、浜松で開催される

学会や研究会などの記念品としても採用されるまでになりました。

 しかしここ数年、従来の遠州縞デザインから、さらなる新しさを求める要望が多数寄せられ、糸の使い回し等により工夫して対応してきましたが限界を感じています。

 古い伝統の上に新しい遠州縞デザインの必要性が急務です。糸を染める、布を織る「モノづくり集団」が健在ないま、その力と外部デザイナーや未来を作る学生たちの協力を得て遠州縞から新ジャンルの「遠州格子(仮称:えんしゅうごうし)を創造し市場に提案したいと思います。

 

《参加する人たち》


 

《ながれ》

(1) モノづくり集団の生産キャパと連携を確保

   各工程毎の生産力や生産スケジュールを把握する。(応募前調査)  

(2) デザイナーを選定依頼

   説明会を開催、もしくはデザイナー毎に出向いて趣旨説明する。

(3) 遠州縞デザインレクチャーを開催

   先染織物の基本、遠州縞の歴史、未来に求められる遠州縞等について

   遠州縞Pが出張レクチャーをする。→ デザイナーはデザイニング(織物設計)を行う。

(4) 新デザイン遠州縞の試作織り

   新デザインはマス見本作りの方法を基本として多数の柄を一面で表現する。

   デザインの種類と織り付け分量を決め発注する。

(5) 発表

   遠州縞プロジェクトHPや各作家のSNSで拡散する。

   地元新聞に取材してもらう。

   ③グループの展示会等で発表する。

 

2020年6月30日

NPO法人 遠州縞プロジェクト


事業の記録